クレバリーホームの坪単価は80〜105万円【2026年版】タイル外壁が価格に見合うかを商談した施主が解説

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クレバリーホームを調べ始めると、ほぼ確実に「外壁タイルが標準」という一点に行き当たります。私も最初はそこに惹かれました。窯業系サイディングは7〜10年ごとに塗装が必要で、その費用を30年分積み上げると決して小さくありません。塗装のいらない外壁が標準で付いてくるなら、長い目で見て得なのではないか。そう考えるのは自然な流れです。

ただ、商談を進めて坪単価の水準を知ったとき、話の前提が変わりました。私が商談したときの概算は坪80〜105万円で、これは「安いからタイルが付く」という価格ではありません。この金額を出せるなら、比較相手は他にもいます。私の結論は、クレバリーホームは「外壁の維持費を30年単位で減らしたい」という目的がはっきりしている人には合理的で、目的が曖昧なまま価格だけで比べると決め手を見失う会社、というものです。以下、坪単価から順に説明します。

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坪単価は加盟店と商品シリーズで動きます。1社だけの見積もりでは、その金額が高いのか妥当なのか判断できません。複数社から同じ条件で間取りプランと資金計画を取り寄せると、比較の土台ができます。

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目次

この記事でわかること

  • クレバリーホームの坪単価の目安と、その金額が何で動くか
  • この価格帯だと比較相手が変わること
  • 評価されている点と、評価が割れる点
  • 外壁タイルの維持費がゼロにはならない理由
  • 向いている人・向いていない人
  • 次にどの記事を読めばよいか

坪単価は80〜105万円が目安

先に金額から出します。私が商談したときの概算は坪80〜105万円でした(2026年9月時点、加盟店により差あり)。

この数字は私の商談時の概算であって、会社が公表している全国一律の坪単価ではありません。クレバリーホームは全地域・全商品共通の坪単価を公表していないため、「クレバリーホームの坪単価は◯◯万円」と言い切れる公式の数字は存在しません。ネット上で見かける金額も、どの商品・どの加盟店・どこまで含んだ金額かで幅が出ます。

金額が動く3つの要素

  • 商品シリーズ……レギュラーモデルはVシリーズ(トップグレード)、CXシリーズ(人気No.1)、クレバース、RXシリーズ(20周年記念モデル)などがあります。ほかに断熱特化のENELITE(エネリート)や、平屋・多層階・多世帯・ペット向けのコンセプトモデルが用意されています
  • 加盟店……全国150店舗以上のフランチャイズで、実際の見積もりは各地の加盟店が作ります。同じ商品でも金額が揃うとは限りません
  • タイルの色柄とグレード……タイルは面積で効く部材です。グレードを上げると外壁面積の分だけ差が出ます

坪単価という数字そのものの読み方は「注文住宅の坪単価相場」に書きました。何が含まれて何が含まれないかで、同じ家でも数字は10万円単位で動きます。

この価格帯だと、比較相手が変わります

ここが、私がいちばん伝えたい点です。

クレバリーホームは「タイル外壁が標準で付く」という打ち出し方から、価格を抑えた会社という印象を持たれやすいところがあります。ただ、私が商談した9社の中で数字を並べると、位置づけは違って見えます。

ハウスメーカー坪単価の目安
パパまるハウス65〜80万円
泉北ホーム70〜95万円
桧家住宅75〜95万円
ヤマダホームズ75〜100万円
クレバリーホーム80〜105万円
ヤマト住建80〜110万円
一条工務店80〜125万円
アイ工務店90〜110万円
ダイワハウス100〜125万円
私が商談した9社の坪単価の目安(商談時の概算・2026年9月時点)。公式の公表値ではありません。同じ会社でも商品シリーズで帯をまたぎます。

クレバリーホームは9社のほぼ中央から上寄りに位置します。つまり、「予算が届かないから大手をあきらめてクレバリーにする」という選び方にはなりません。この金額を出せるなら、断熱で選ぶ会社も、設計の自由度で選ぶ会社も、同じ土俵に並びます。

念のため補足すると、この表は価格の帯であって会社の格付けではありません。市場全体で一般に大手と位置づけられるのは積水ハウス、ヘーベルハウス、ダイワハウス、セキスイハイム、パナソニックホームズといった会社で、私が商談した9社のうちそこに入るのはダイワハウスだけです。クレバリーホームは一般にはミドルグレードとして扱われる会社で、坪単価が9社の中で上寄りであることと、大手であることは別の話です。価格帯そのものの考え方は「ハウスメーカーを坪単価帯で選ぶ」で整理しています。

同じ価格帯の会社と1対1で比べる

入口の段階で全社を並べても判断しきれません。私は、候補を2社に絞って1対1で比べるほうが早いと考えています。クレバリーホームとよく比較される会社については、それぞれ個別に書きました。

評価されている点

外壁タイルが標準で、塗装が要らない

これがこの会社の中心です。クレバリーホームは、一般的な塗装外壁が10年程度で再塗装を要するのに対し、外壁タイルは30年、40年経っても色褪せることなく美観を維持すると案内しています。タイル自体の塗装は不要です。

さらに、一般的な外壁タイルで言われる「目地の打ち替え」についても、目地詰めが不要な独自の施工方法を採用し、建物角部の継ぎ目もコーキング不要と説明しています。タイル外壁一般の話をそのまま当てはめると評価を誤る部分です。

保証が20年一括から始まる

保証は6つで構成されていて、建物は20年一括保証から始まり、最長60年保証システムが用意されています。設備についても15年の保証サービス(修理回数無制限・自己負担0円)があります。加盟店が施工を継続できない場合に備えたクレバリー共済会の完成引渡保証もあります。

ただし条件があります。長期一括保証と防蟻20年一括保証は2025年4月以降の引き渡し物件が対象で、60年まで延ばすには20年目以降の定期点検と指定の有償メンテナンスを受け続ける必要があります。9社の保証を並べた比較は「ハウスメーカーの保証を9社比較」にまとめました。

構造と耐久性の作り込み

タイルは重量のある外装材なので、それを前提にした構造が必要になります。クレバリーホームはSPG構造とモノコック構造を組み合わせた「プレミアム・ハイブリッド構法」を採用し、最大壁倍率4.9〜5.0倍としています。基礎高は430mmで、フラット35の適合基準400mmを上回る数値です。

耐震については、阪神・淡路大震災の2倍の揺れを想定した実大実験でタイルの損傷や剥落が見られなかったこと、2026年1月の資料で東日本大震災の被災地に建っていた546棟に地震による半壊・全壊がなかったことを発表しています。いずれも会社が公表している実績なので、自分が建てる家については耐震等級・構造計算の方法・地盤の条件を個別に確認してください。等級の読み方は「耐震等級1・2・3の違い」にあります。

体験宿泊で確かめられる

モデルハウスに1泊2日で宿泊できる制度があり、商談中であれば参加費・交通費は無料と案内されています。キッチンも浴室も使えるので、生活に近い形で確かめられます。私は宿泊していませんが、展示場を30分歩くより得られる情報は多いはずです。2022年度のアンケートでは、参加者の76%が各部屋の温度差を「ほぼ感じない」と回答したと公表されています。

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坪80〜105万円という水準は、断熱で選ぶ会社とも設計自由度で選ぶ会社とも重なります。同じ条件で複数社のプランと見積もりを並べると、タイルに払う金額の意味がはっきりします。

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評価が割れる点

維持費はゼロにはなりません

「タイルだからメンテナンスフリー」という理解は行き過ぎです。会社側もそこまでは言っていません。

クレバリーホームのライフサイクルコストの資料には、屋根材・外壁材のメンテナンスは原則0円としつつ、「点検時に目地の部分的なクラック等が確認された場合には部分補修等の補修費用が発生する場合がございます」と注記があります。加えて、外装材の種類にかかわらず発生する費用が別にあります。

  • シロアリ防蟻処理……当初10年保証、10年以降は5年ごとに約10〜12万円/回
  • バルコニー防水処理……約11〜17万円
  • 窓回り・雨どい・板金・防水部分の点検と補修、タイルの浮きや剥がれの確認

つまり差が出るのは外壁の塗装費であって、住宅全体の維持費が消えるわけではありません。外壁材ごとの修繕サイクルと30年の総額は「注文住宅の完成後メンテナンス費用」で試算しています。この差が自分の予算で意味を持つかどうかは、そこで確かめるのが早いです。

何年住むかで判断が反転します

タイル外壁は、先に払って後で減らす構造の商品です。初期費用に外装の費用を乗せる代わりに、30年・40年の塗装費を抑えます。

ということは、住む年数が短いほど、この構造は効きません。20年で住み替える前提なら、先に払った分を回収しきる前に手放すことになります。ここはこの会社の正直な弱点で、価格や性能の話ではなく、その人の人生設計の話です。

断熱は商品と仕様で変わります

断熱については、標準仕様でUA値0.46 W/(㎡・K)以下(断熱等級6・G2水準)、超高断熱仕様の「エネリートサーモ」でUA値0.26(断熱等級7・G3水準)と案内されています。いずれもプランによって異なる場合があるという注記が付いています。

数値としては十分な水準ですが、標準なのか上位仕様なのか、どの商品での話なのかを混ぜると比較を誤ります。窓についても、樹脂サッシとアルミ樹脂複合サッシの両方の記載が公式ページ内にあるため、契約仕様書で確認してください。

加盟店によって変わる部分があります

全国150店舗以上のフランチャイズで、実際に建てるのは各地の加盟店です。本部は商品開発・資材供給・施工指導・研修・保証を担いますが、施工管理や営業担当の対応は加盟店ごとの体制によります。

これは「フランチャイズだから品質が低い」という話ではありません。確認すべきは、どの法人が施工するのか、その法人の施工実績はどうか、保証を実行する主体は誰か、という責任の所在です。ここを曖昧にしたまま本部のブランドだけで判断すると、入居後に困ることがあります。

向いている人・向いていない人

向いている向いていない
30年以上住む前提がはっきりしている20年程度で住み替える可能性がある
外壁の塗り替え費用を減らしたい目的が明確価格の安さを第一に考えている
外観の質感・重厚感に価値を感じるお金を家の中の性能や設備に寄せたい
地元の加盟店を自分で見極める気がある会社を一つの窓口として扱いたい

私自身は、断熱・空調・標準設備の充実度を軸に考えていたため、検討の序盤で候補から外しました。ただしこれは私の優先順位がそうだったというだけで、クレバリーホームの評価が低いという意味ではありません。モデルハウスで実物のタイルを間近に見たときの質感は、写真や動画では伝わらないものがありました。外観に価値を置く人なら、まったく違う結論になると考えます。

商談で最初に確認する3つ

  1. 「見積もりはどの商品シリーズで、どこまで含んだ金額ですか」……商品によって断熱も構造も変わります。金額だけ比べても意味が出ません
  2. 「施工はどの法人が担当しますか。その法人の施工実績を見せてください」……加盟店差はここで確認します
  3. 「タイルの色柄とグレードを上げると、いくら変わりますか」……面積で効く部材なので、差額を先に出してもらいます

契約直前に確認すべき項目はもっとあります。6点に整理した「クレバリーホームと契約する前に確認しておきたい注意点6選」を、商談が進んだ段階で読んでください。標準仕様を会社間で比べたい場合は「ハウスメーカーの標準仕様充実度を比較」が使えます。

よくある質問

クレバリーホームの坪単価はいくらですか

私が商談したときの概算は坪80〜105万円でした(2026年9月時点)。ただしこれは私の商談時の数字で、会社は全国一律の坪単価を公表していません。商品シリーズ・加盟店・地域・仕様で動くため、自分の条件での見積もりを取るのが確実です。

タイル外壁は本当にメンテナンスフリーですか

タイル自体の塗装は不要で、目地詰めが不要な独自施工も採用されています。ただし会社の資料にも、点検時に目地の部分的なクラック等が確認された場合は補修費用が発生する場合があると注記されています。加えて防蟻処理やバルコニー防水、窓回り・雨どい・板金の点検は外装材に関係なく必要です。塗装費が減るのであって、維持費がなくなるわけではありません。

タイルは重いので地震に弱いのではないですか

重量だけで耐震性は決まりません。構法・耐震等級・構造計算の方法・地盤を合わせて見る必要があります。クレバリーホームはタイルの重量を前提にした構法を採用し、会社公表の実大実験ではタイルの損傷や剥落が見られなかったとしています。自分の家については、耐震等級と構造計算の方法を担当者に確認してください。

フランチャイズだと品質に差が出ますか

本部が商品・資材・施工指導・保証を担う一方で、施工と現場管理は加盟店が行います。したがって差が出る余地はあります。判断材料になるのは、担当する法人名、その法人の施工実績、現場を管理する体制、保証を実行する主体の4つです。契約前にこの4点を確認しておくと、加盟店差のリスクはかなり下がります。

最長60年の保証は放っておいても続きますか

続きません。建物の20年一括保証のあと60年まで延ばすには、20年目以降の定期点検と指定の有償メンテナンスを受け続けることが条件になっています。また、長期一括保証と防蟻20年一括保証は2025年4月以降の引き渡し物件が対象という注記があります。保証年数の数字だけでなく、継続の条件と対象時期をセットで確認してください。

まとめ

  • 坪単価の目安は80〜105万円(私の商談時の概算・2026年9月時点)。会社は全国一律の坪単価を公表していません
  • この水準は私が商談した9社の中で上寄りです。「大手に手が届かないから」という理由で選ぶ会社ではありません
  • 中心にあるのは外壁タイル。塗装が不要で、目地詰めの要らない独自施工が採用されています
  • 保証は20年一括から始まり最長60年。ただし継続条件と2025年4月以降という対象時期の注記があります
  • 維持費はゼロになりません。防蟻・バルコニー防水・部分補修は残ります
  • 何年住むかで判断が反転します。先に払って後で減らす構造なので、住む年数が短いと効きません
  • 施工は加盟店。法人名・施工実績・現場管理・保証の主体を確認します

この会社を検討するかどうかは、性能表の比較ではなく「外壁の維持費を30年単位で減らしたいか」という目的の有無で決まります。目的がはっきりしているなら合理的な選択肢です。はっきりしていないまま価格だけで比べると、同じ価格帯にもっと分かりやすい強みを持つ会社があるため、決め手を見失います。

次に読むなら、商談が始まっている方は「契約する前に確認しておきたい注意点6選」、他社と迷っている方は上の1対1の比較記事、予算の組み立てから見直したい方は「注文住宅の坪単価相場」が近道です。

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この記事を書いた人

運営者:匠(たくみ)
関西在住。建設資材メーカーに勤務しながら、注文住宅を建てた施主です。

自身の家づくりで膨大な時間をかけて情報収集し、時には工務店とのトラブルも経験しました。その教訓から「施主側に立った、忖度なしの本音」を発信しています。
読者ファーストを貫き、自分が納得したものだけを厳選して紹介。後悔しない家づくりを一緒に目指しましょう!

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